ADHDの女性は感情の起伏が激しい?ヒステリーを起こしやすいのか?
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ADHDは、不注意・多動性・衝動性を特徴とする、発達障害です。
3つの特徴のいずれが目立つかは、年齢によっても、性差によっても、異なる傾向があると、指摘されています。
3つの特徴の中で、対人関係のもつれを引き起こしやすいのが、衝動性です。
衝動性というと、順番を待てない、他の人の話に割り込む、他人の邪魔をするなどが、目に付きやすい行動ですが、感情の赴くままに振る舞うというのも、衝動性の現れです。
ADHDの人は、感情の起伏が激しいのが、特徴です。
月経との関係で症状が悪化する
感情の起伏が激しいADHDの人。
男性のADHDも、すぐにキレる、些細なことでキレるという特徴が指摘されています。
キレる原因は、靴が揃っていないというような、実に些細なことが、少なくありません。
他の人にとっては、「どうして、こんなことで、そこまで怒るの?」と、理解に苦しむケースが多いようです。
家族が相手の場合に限りません。
上司が相手でも、不機嫌になると、たちまち怒りを爆発させてしまいます。
感情のコントロールができないのは、男女ともに見られる、ADHDの特徴です。
ただし、女性の場合、症状が悪化しやすい時期があります。
生理がある年齢では、月経前に症状が悪化しやすくなります。
感情の起伏が激しいADHDが、さらに激しやすくなり、喜怒哀楽がオーバーになります。
突然怒る、すぐに泣く、過剰に喜ぶなど、感情のコントロールが効きません。
更年期を迎えた女性のADHDも、問題行動が増えるとされています。
月経周期に連動して症状が重くなったり、閉経後に感情の起伏が激しくなったりする場合は、ADHDの治療薬である、中枢神経刺激剤の他に、エストロゲンを投与すると、気分が安定すると言われています。
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女性ならではの悩みとは?
感情の起伏が激しいADHDでも、女性の場合、男性とは、異なる悩みを抱えます。
異性関係と親子関係で、性差の違いが顕著になります。
異性関係では、感情の赴くままに行動することで、雰囲気に酔って男女の関係を持ちやすく、後悔するケースが、少なくありません。
結婚や離婚といった、人生の重要な節目の決断を、十分に考えず、下してしまい、トラブルを引き起こすこともあります。
子供ができた時、感情の起伏が激しいADHDの女性は、子供をキツく叱りすぎる傾向があると、指摘されています。
子供にもADHDの傾向が見られた場合は、普段、自分でも嫌だと感じている言動を子供に見ることになり、過剰に怒ることが、少なくありません。
子供を持つADHDの女性は、児童虐待の加害者になりやすいとの報告もあります。
子供を叱りすぎてしまう背景には、ADHDが隠れている可能性があります。
育児で過剰に子供を叱ってしまう場合は、ADHDを疑うことも、必要と言われています。
→ADHDの私が片付けられないを克服した方法!3つのポイント
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