アスペルガー症候群とADHDは合併するのか ?

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アスペルガー症候群とADHDの違い

アスペルガー症候群とADHDはどちらも発達障害のひとつの分類です。

どちらにも不注意や衝動性といった症状が見られ、混同されやい障害です。

 

しかし、アスペルガー症候群とADHDの不注意や衝動性は、原因が異なっています。

アスペルガー症候群の不注意や多動性は、おもに「強いこだわり」に由来します。

一つのことに集中するあまり、他の事がらがおろそかになったり、そうしなければ気が済まないという事態に陥るのです。

他方、ADHDは注意欠陥多動性障害と呼ばれるように、そもそも一つのことに注意を向けていられないのです。

興味が次々に変わるため、ケアレスミスや忘れ物が多くなったり、興味を引くものがあれば周りの状況を考えず飛び出したりします。

この2つの障害の相性がいいか悪いかは一概にはいえません。

ただ、アスペルガー症候群の相手を支配しようとする欲求を、ADHDはまったく相手にしないことがあるようです。

そのため、うまくいくケースも多いようです。

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▶︎発達障害やADDとは?ADHDの診断基準値について!

2つの障害は合併するのか?

一応、診断としては合併することがあります。

しかし、実際に合併しているのかどうかというのは難しい問題です。

というのも、前段で述べたように、似たような症状があらわれますから診断は慎重になされるべきです。

では合併しないかと言われると、どちらの症状も見られる人もいるため、絶対に合併しないとは言い切れません。

実際、2014年に診断基準が改正される前までは、アスペルガー症候群とADHDが併発するかどうかは医師の判断によって変わっていました。

改正後ではADHDとアスペルガー症候群(改正後には「自閉症スペクトラム」に統合されています)が併発しても問題ないようになっています。

これはあくまでも診断基準のひとつですが、併発する可能性があると言えます。

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▶︎サヴァン症候群とアスペルガー症候群の違いや関係について!

ADHDの子供は合併症が多い⁉︎アスペルガー症候群との合併もある

アメリカの研究によると、ADHDを発症している子供の中で、合併症を全く持たないのは、全体の27%とされています。

残りの70%以上は、合併症を発症していると言われています。

合併症は、1つだけでなく、複数発症している事もあります。

ADHDの子供に見られる合併症は、学習障害 9.8%、自閉症スペクトラム障害 4.8%、チック障害 1.6%、反抗挑戦性障害 31.6%、うつ病 10.5%、双極性障害 11.7%、不安障害 14.4%です。

なお、アスペルガー症候群は、最新の診断基準である「DSM-5」においては、自閉症スペクトラム障害に統合されています。

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こんな行動が見られたら合併症の疑い⁉︎思春期には要注意

ADHDの症状は、思春期になると、多少とも目立たなくなってきます。

その代わりに、学習障害やアスペルガー症候群などの発達障害との合併症状が、目立つようになるケースが、少なくないとされています。

対人関係がうまく築けない場合は、アスペルガー症候群との合併症状がある可能性が考えられます。

また、思春期になって、親や教師に強く反抗する、ルールに従う事ができないなどの行動が見られたら、反抗挑戦性障害を発症している可能性があります。

反抗挑戦性障害は、不安障害やうつ病の合併のリスクも、高いとされています。

反抗挑戦性障害は、自己肯定感が低下し、誰も自分を理解しようとしてくれないという思いが募り、自分も周囲を信じられないと考えるようになった時に、発症すると考えられています。

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