社会的行動障害とは?症状やリハビリ・検査について!

交通事故や脳卒中によって脳に損傷が生じた場合、

言語、思考、記憶、行為、学習、

注意などの能力に障害が起こることがあります。

 

脳に損傷が生じて引き起こされる症状を

高次脳機能障害と呼んでいます。

 

高次脳機能障害には主要な4つの症状があります。

 

注意障害、記憶障害、遂行機能障害、社会的行動障害です。

 

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社会的行動障害とは

高次脳機能障害の主要4症状のうち、

対策が最も遅れているのが社会的行動障害です。

 

社会的行動障害の症状としては、

次のような言動があげられています。

 

後先考えずに思いついたことをしたり言ったりしてしまう、

ちょっとしたことで怒りだす、

あるだけの物を食べてしまったりお金を使ったりしてしまう、

言動が子供っぽくなって直ぐに他人のせいにする、

その場の空気を読めない。

 

疲れてるビジネスマン

 

高次脳機能障害は、

多くの場合、

複数の症状が同時に出ると言われています。

 

社会的行動障害は、

注意障害や記憶障害、

遂行機能障害と同時に現れることが多いと言えます。

 

しかし注意障害や記憶障害の場合には

受傷後に本人が障害を自覚しやすいのに対し、

社会的行動障害の場合は障害の認識が無い人が多く、

家族や本人をよく知る人から受診を勧められて漸く

精神科を受診するのが実情のようです。

 

高次脳機能障害では、

外見からは障害があるとは分かりにくく、

本人を全く知らない人は言動から意図を誤解してしまいます。

 

自宅で身の周りのことをする分には大きな問題は生じないにしても、

職場、学校、外出先等の社会的な場面でしばしば問題を起こします。

 

社会的行動障害を起こしている本人を追い込むような事態も生じます。

 

このような事態を受け、

厚生労働省の指導により、

「高次脳機能障害支援モデル事業」が平成13年に開始されました。

 

現在は、進行状態にばらつきはあるものの、

各自治体で支援普及事業が進められています。

 

ただし、障害の認定自体がまだ手探り状態です。

 

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自分の判断だけでは社会的行動障害は分からない!

社会的行動障害の場合には、

記憶障害や注意障害の場合と異なり、

信頼に足る定量的な認知検査がほとんど存在しません。

 

症状評価にあたっては、

本人だけでなく、

家族や友人、

職場の同僚など、

本人の状況をよく知る人たちからの

十分な病歴聴取が欠かせません。

 

多くは受傷前と後とで

人が変わったようになったという周囲の言葉で、

受診するようです。

本人が自分の変化に気づいて

受診しようとすることは少ないのが実情です。

 

社会的行動障害に分類される症状の中には、

脳損傷の直接の結果として生じているものばかりでなく、

障害への心理的な反応や障害後の

社会的困難などと関連して生じている症状も混在します。

このことが症状評価を一層難しくします。

 

症状評価では、脳損傷の直接の結果として生じているものと

障害への心理的な反応や

障害後の社会的困難などと関連して

生じているものとを分けることが不可欠です。

 

症状評価および治療には熟練した精神科医の力が欠かせません。

 

長期的視点での社会的資源は、

まだ不足しています。

 

精神疾患の長期的支援の経験が

豊富な精神科医の力が発揮されることが望まれます。

 

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