アスペルガー症候群の特徴が噂される芸能人は?
アスペルガー症候群は、興味の持ち方やコミュニケーションのとり方に特異性が認められる広汎性発達障害です。
興味を抱いた特定の分野については驚異的な集中力を示し、豊かな知識を持ちます。
知的障害が無い自閉症
会話の面では、空気を読むということは苦手としますが、聞かれたことには素直に答えます。
総合的なIQが知的障害域でないことが多く、「知的障害が無い自閉症」と扱われることも多いものです。
精神医学において頻用されるアメリカ精神医学会の診断基準DSM-IV-TRでは「アスペルガー障害」と呼んでいます。
しかし、アスペルガーを「障害」や「症候群」として取り扱うことへの反論は根強いものがあります。
▶︎アスペルガー症候群のIQはどのくらいなのか?高い知能は本当か?
意外と芸能人にも多い?
アスペルガー症候群の人は、一般の人には及ばないレベルの集中力とこだわりを特定の分野で発揮します。
一芸に秀でる人も多く、芸能人にはアスペルガー症候群を噂される人も結構います。
日本人の場合、実際にアスペルガー症候群との診断を受けたということを公表している人は、いないようなので、あくまで、言動の特徴から噂されるにすぎません。
逆に言うと、アスペルガー症候群に対する一般的な理解が反映されていることになります。
「アスペルガー症候群では?」と再三噂されている著名人の一人がイチロー。
ストイックな生き方で、マスコミから距離を置いていた時期に、アスペルガー症候群疑惑が持ち上がりました。
バットの置き方にもこだわりがあるなど、野球人として成果を出すことへの飽くなき探究心が、強烈に印象付けられ、こだわりの強さすなわちアスペルガーという図式が成立したようです。
芸能界から画家へと転身したジミー大西も、しばしばアスペルガーと噂されます。
条件反射的に繰り出すボケ。
しかし、実生活では、一人遊びを好む少年時代を過ごしたことが知られています。
芸術の才能がテレビ番組の企画で見出されて画家に転身しましたが、デッサンも遠近法もできず、独特な色彩感覚が際立つ絵画。
サヴァン症候群ではないかとの声も上がっています。
一人コントを得意とする鳥居みゆき。
代表作の「狂宴封鎖世界」シリーズは、独特な言葉遊びで構成されており、言葉への独特な感性が際立つ作品です。
精神安定剤を服用していることを鳥居は公表しており、その不安定な精神状態から、一般的にはアスペルガー症候群を疑われているようです。
さかなくんも、アスペルガー症候群を噂される芸能人の一人。
さかなだけに注ぐ尋常ならぬ愛情と関心、蓄積された膨大なさかな関係の知識から、アスペルガー疑惑が消えない芸能人です。
また、TOKIOのメンバー山口達也さん、シンガーソングライターとしても俳優としても活躍しているGACKTさん、マルチタレントの眞鍋かをりさん、タレントや歌手として幅広く活躍しているYOUさんについてもアスペルガー症候群の噂があります。
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海外の有名人でアスペルガー症候群をカミングアウトしている人
日本では、まだまだアスペルガー症候群との診断が確定している人も少なく、診断が確定したことを公表している人は、芸能人にはいないと言って良いでしょう。
社会的な関心は高まってきたものの、認知されているかというと微妙なアスペルガー症候群。
海外では、診断を受けたとカミングアウトしている著名人がいます。
かなり早い段階で公表していたのが、スティーブン・スピルバーグ。
インディ・ジョーンズ、ジュラシックパークなどのヒット作を次々に発表しているハリウッドの映画監督です。
撮影機材には精通しているものの、現場で俳優とのコミュニケーションをとるのは不得手とか。
「奇跡の歌姫」として日本でもその美声が評価された歌手のスーザン・ボイル。
子供の頃、他の子供たちとの違いから、「単純なスージー」とからかわれ、いじめられてきた彼女は、アスペルガー症候群との診断を受けて、対処法が分かり、ホッとしたと打ち明けています。
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ドラマで迫真の演技を見せた草彅剛さん
芸能人の場合、迫真の演技から「もしや、本当にそうなのかも?」と、誤解されるケースがあります。
「僕の生きる道」「僕の歩く道」「僕と彼女と彼女の生きる道」で、自閉症スペクトラム障害の青年を好演したのが、草彅剛さんです。
自閉症スペクトラム障害の中で、知的障害を伴わない、アスペルガー症候群が噂されるようになりました。
バラエティ番組で自由奔放な振る舞いをしたり、ジーパンの収集癖があることが、アスペルガー症候群疑惑を強めました。
髪の毛を触られるのを、極度に嫌うことも、アスペルガー症候群の症状の1つではないかと、噂されるようになりました。
アスペルガー症候群を公表した漫画家のさかもと未明さん
日本の芸能人としては珍しく、アスペルガー症候群である事を公表しているのが、さかもと未明さんです。
2007年に膠原病と診断され、現在は、芸能界を離れて、治療に専念しています。
漫画家、コメンテーターとして、一時は、テレビによく出ていた芸能人です。
さかもと未明さんが、自らの発達障害を知ったのは、成人してから。思い当たる事は、小学校の頃からあったと言います。
友達とのコミュニケーションが苦手でした。
一人で過ごす事が多く、漫画が唯一の救いだったと言います。
思春期には、いじめを体験。親との喧嘩も絶えませんでした。
うつや摂食障害を発症しています。
うつや摂食障害は、アスペルガー症候群の代表的な二次障害です。
二次障害に悩まされている間も、自分を支えてくれるのは、漫画だったと言います。
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