自閉症の子供の遊び方の特徴は?上手に触れ合うにはアレがポイント!
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自閉症と診断されたわが子。
子供らしい遊びをして喜ぶ様子が見られないと悩む保護者は、少なくありません。
ついつい他の子供と比べてしまったり、健常児の兄弟と比べてしまい、不安から、わが子に苛立ってしまうことも。
自閉症の子供は、やり取りが苦手なだけでなく、一人遊びも上手にできないことが多いようです。
どのように遊ばせたら良いのか?療育を受けさせたくても半年待ちということは、けっして珍しくありません。
自閉症の子供の遊びの特徴と、上手に触れ合うちょっとしたコツをまとめてみました。
遊びが広がらないのが特徴
自閉症の子供は、遊びが広がっていきません。
くるくる回すのが好きだと、お気に入りの車の車輪を回し続けます。
何時間も飽きずに、同じ車の車輪を回し続けます。
親が、他のおもちゃで遊んで欲しいと思っても、飽くことなく、同じ車だけを触っています。
1人で遊んでいても、けっして一人遊びが上手というわけではありません。
遊びに発展が見られず、同じ動作を繰り返すだけです。
積み木を組み立てたり、いくつかあるおもちゃを関連付けたりすることは、自閉症の子供には難しく、同じ順番に並べるだけということも多いようです。
周囲の誘いに応じることは、非常に困難です。
誘いを嫌がるのが、自閉症の子供の特徴です。
見たり聞いたり感覚を楽しんだりしますが、自分から能動的に何かに取り組むということは、まずありません。
能動的な活動を引き出そうと誘うと、嫌がります。
好きな本があると、「読んで」と要求しますが、自分で読むということは、したがりません。
その子の好きな見たり聞いたり感覚を楽しんだりする活動と、能動的に働きかけたり作ったりする活動の橋渡しとなるような活動を探すことが、自閉症の子供と触れ合うには大切になります。
橋渡しとなる活動を探す際に重要なのは、周囲からの働きかけが、その子のアウトプットよりも強くならないようにすることです。
周囲からの働きかけとその子のアウトプットとのバランスを考えることが、重要になります。
自閉症の子供がアウトプットする方が少しだけ大きくなるように、周囲からの働きかけは、控えるようにしましょう。
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自閉症の子供と上手に触れ合えるクッキング
自閉症の子供の養育ブログで、意外なほど多いのが、自閉症の子供と一緒にクッキングをするというものです。
かなり重度の自閉症でも、クッキングはうまくできるということが、多いようです。
完成したら食べられるということがモチベーションになりますし、手順がしっかりと決まっているというのが、自閉症の子供には安心感を与えるようです。
予想外のことが生じないという安心感かもしれません。
手順は、言って聞かせるのではなく、写真に撮ったり、絵を描いたりするようにしましょう。
言って聞かせても、理解できないことが少なくありません。
最後に入れる調味料を違うタイミングで入れたがることもあります。
我を通そうとしているのではなく、耳から入った情報がうまく定着しないために、順番を理解していないだけなのです。
写真に撮って示したり、簡単な絵を描いて示したりすると、あっけないほど即座に理解して、手順通りに作ります。
最初は、粉を混ぜるだけでも構いません。
手順に従って一緒に行動することで、相手の次の行動を期待するということを、自閉症の子供が身につけられるようになります。
→発達障害や自閉症の子どもはなぜ自傷行為をするのか?対処法について!
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