自閉症とは?赤ちゃんや子供と大人になってからの特徴は!
赤ちゃんの自閉症について
自閉症という医学的判断は、社会性、コミュニケーション、想像力の3つの面のいずれにも障害が認められることで下されます。
自閉症は障害であるために基本的な症状は生涯続くとされていますが、具体的な症状の現れ方は年齢によって異なります。
赤ちゃんの時に抱っこを嫌がり、抱っこすると体を仰け反らせて大声で泣くようなら、注意が必要です。
あやしても笑わない、抱かれても気持ち良さそうな表情を見せない、目を合わせようとしても視線を逸らしてしまう。
母親に対してこのような反応を見せる時には小児科の医師に相談してみましょう。
幼児期には、他人と視線を合わせようとしない、ひとり遊びが好きで友達への関心が薄い、興味や活動の範囲が極端に狭くて行動パターンにこだわりが強いといった症状が目立ちます。
また、音や臭い、肌の感覚の過敏さも特徴的な症状として現れるようになります。
軽度自閉症とは?どのような症状?
軽度の自閉症の場合には自閉症と診断されずに成長することもあります。
しかし、社会性、コミュニケーション、想像力の3点に能力障害を抱えているため、対人関係が重要性を増していくにつれて生きづらさを感じるようになります。
大人の自閉症で目につく症状は緊張しやすいことと神経質なことです。
また、完璧主義で完全でなければ納得できないということも多いと言えます。
気になることがあると、そのことが頭から離れなくなってしまうということもよくあります。
そのため、うつ病や依存症を引き起こすこともあります。
スポンサーリンク
基本的特徴は生涯変わらない!生まれつきの脳の機能障害だから
自閉症の特徴は、基本的には生涯変化しません。
大人になってから急に自閉症の特徴が出る事もなければ、大人になったら自閉症の特徴が無くなるという事もありません。
自閉症は、生まれつきの脳の機能障害だからです。
他人に関心がないというのは、赤ちゃんの頃から大人になるまで変化しない、自閉症の特徴です。
赤ちゃんの頃には、ママとも視線を合わせようとしません。
大人になると、意識して視線を合わせようとする事もありますが、基本的には他人と視線を合わせるのが苦手です。
視線を合わせようとすると、極度に緊張します。
大人になると対人関係でのストレスが溜まりやすくなる
自閉症の人は、赤ちゃんの頃から大人になるまで、基本的に特徴は変わりません。
しかし、成長するにつれて、他人に関心がない状態が、社会生活で問題を起こす場面に遭遇します。
トラブルを抱えるようになり、ストレスを溜めていきます。
ストレスが溜まる事で、神経質になり、緊張しやすくなります。
自閉症の人は、大人になると、些細な事で緊張します。
緊張すると、対人関係を持つ事が苦痛になり、一層緊張が強まるという悪循環に陥ります。
→発達障害や自閉症の子どもはなぜ自傷行為をするのか?対処法について!
スポンサーリンク