軽度知的障害のIQは?ボーダーラインはどこからなのか?
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知的障害とは知的機能が同年代の平均より明らかに遅れ、とどまっている状態を指します。
知的機能とは主に認知能力を指し、おおむね18歳未満までにあらわれます。
知的障害のIQ区分
知的障害はIQで区分されるのが一般的です。
【健常】
健常者:IQ85以上。
100が平均値とされています。
ボーダーライン:IQ70~84。
基本的に知的障害とは診断されません。
【知的障害】
軽度:IQ50~69。小学校高学年程度。
中度:IQ35~49。小学校2~3年生程度。
重度:IQ20~34。3~6歳程度。
最重度:IQ20未満。3歳未満。
言語によるコミュニケーションが難しいことも。
軽度知的障害は知的障害全体の85%以上を占め、そのほぼすべてで原因が特定できません。
多少、人より理解力が低かったり記憶力が悪かったりすることはありますが、健常者と変わらない人も多いのが特徴です。
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知的障害のボーダーラインとは?
軽度知的障害より知能指数が高いが、健常者のラインには届かない、という状態を「ボーダーライン」と呼びます。
知能指数ではIQ70~84とされていますが幅が大きく、ほぼ健常者の人もいれば軽度知的障害に近い人もいます。
ボーダーラインは知的障害ではありません。
ただ、健常者と比べると一部の知的機能に遅れが見られたり、一部の突出して優れた機能以外は平均以下だったりといった特徴が見られます。
個性といってしまえばそれまでですが、コミュニケーションが取りにくく本人にとって居心地のいい場所がなかったり、学習に遅れが出るなどマイナスに働くことも多いです。
また、幼児の場合は知的障害の特徴を持っているときに、医師から「ボーダーライン」といわれることもあります。
これは即知的障害というわけではなく、まだ成長の途中であるため判断が難しいという意味です。
軽度知的障害などは学童以前での判断はほぼ付きません。
ボーダーラインならなおさらです。
子供の成長は様々で、学童以前の幼児では個人差が大きすぎて専門医でも即判断は難しいです。
▶︎知的障害の結婚や出産についての注意点は?子供に障害は遺伝する?
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