知的障害は兄弟に遺伝するのか?×××な可能性について!

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結婚したい彼には知的障害者の兄弟がいた…。結婚して子供を授かったら、子供に障害は生じないのか?

ようやく授かった第一子には知的障害があった…。

二人目を考えていたが、二人目も障害児ということはないのか?

普段の生活では、障害への偏見は持たないと豪語している人でも、結婚や出産ということを考える時、知的障害と遺伝との関係について、悩まずにはいられません。

新しい命への責任を痛感するためでしょう。

知的障害は、兄弟に遺伝するものなのでしょうか?

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父親が高齢であることが関与しているとの説も

かつては、知的障害は、遺伝が原因だと考えられていました。

両親から劣性の遺伝子を受け継いだ結果として、知的障害を持った子供が生まれると考えられてきました。

今日では、劣性遺伝説は、支持されていません。

両親から劣性の遺伝子を受け継いだために、知的障害を持つ子供が生まれるという考え方は、科学的には支持されないようになっています。

知的障害を持つ子供が生まれるのは、突然変異のためというのが、今日の一般的な見方です。

世界には1~3%の知的障害者がいますが、その半数は、知的な障害を持たない両親から生まれています。

知的障害を持たない両親から生まれてきた知的障害を持つ子供たちは、子供の遺伝子において新たに発生したランダムな突然変異によるケースが多いことが分かっています。

この突然変異に、父親の年齢が大きく影響しているとの指摘がなされています。

科学雑誌『Nature』に発表された研究によれば、知的障害を持つ子供の父親には高齢の人が多く、父親が高齢であることが、突然変異の数に大きく影響していると指摘しています。

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→軽度知的障害の症状は改善できるのか?

進む突然変異の研究

知的障害は、親からの劣性遺伝ではなく、子供の遺伝子における突然変異によるというのが、今日の一般的なとらえ方です。

問題は、DNAのどの部分が新規に突然変異を起こしているのかということです。

その点を解明するため、世界各国で研究が進められています。

スイスのチューリッヒ大学では、知的障害を持つ子供51人と知的障害を持たない子供20人、およびその子供たちの両親を対象に、遺伝子解析が行なわれました。

行なわれたのは、DNAの部分集合である「エキソーム」というものの欠損などの読みとりです。

このエキソーム配列解析によって、11の遺伝子が知的障害と関係していることが分かりました。

また、そのうちの6つの遺伝子は、知的障害を持つ子供たちの55%に確認されることも、明らかになりました。

アメリカのスクリプス研究所を含む研究グループが、2015年に発表したところでは、知的障害の背景として最も多い原因に、「Syngap1」という遺伝子の突然変異があるということが分かりました。

Syngap1遺伝子に突然変異が生じると、神経細胞が成長する重要な時期に、脳の皮質において神経細胞が早く発達しすぎてしまい、その結果として脳内のネットワークを作る上でエラーが発生しやすくなっているということが明らかにされています。

この研究結果は、新薬の開発につながるものとして期待を集めています。

→軽度知的障害とADHDが合併する事はある?治療はできるの?


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