子供が発達障害だと離婚する確率は高いのか?離婚に至る理由は?
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社会的な関心が高まってきている発達障害。対人関係を築くうえで問題を抱えます。
場の空気を読めなかったり、相手の気持ちを想像することが極度に苦手だったり、著しく不注意だったりということが、大きな障害になります。
そのような障害は、療育を早期から始めることで、改善されると期待されてはいます。
しかし、療育を子供に受けさせる頃、発達障害の子供を取り巻く家庭環境に重大な危機が迫っていることが少なくありません。
発達障害の子供の養育ブログに感じられる父性の希薄さ
近年、子供の発達障害に対する関心は高まってきました。
行政も、発達障害の疑いがある子供にはできるだけ早期に療育を受けさせる方向で、相談を受け、指導を行っています。
しかし、発達障害の子供を持つ家庭の実態については、詳細はオープンにされていません。
発達障害の子供を持つ親のブログは、多様なものが公開されるようになりました。
発達障害の子供を実際に育てるうえで、どのようなことが問題になるのか、どうしたら解決の糸口が見つかるのか、発達障害の子供を育てることにどのような悩みと充実感があるのかといったことを詳しく知ることができるのが、育児者によるブログです。
そのような育児ブログを読むと、あることに気づきます。
母親と発達障害の子供との密接な関わりが綴られる一方、父親の影が感じられないということです。
まれに父親による養育ブログもありますが、母親による養育ブログの数に比べると、非常に少なく、記述ぶりも違います。
父親による養育ブログには、必ず母親の対応が綴られ、自分がどのような場面で補助したのかという書きぶりになっています。
▶︎発達障害3歳までの療育について!療育とは?子供にどんな事をするのか?
メディアで報じられる離婚率
発達障害の子供を持つ親の養育ブログには、父性が希薄。
多くの養育ブログを読んだ時に感じられる印象を裏付ける数字があります。
80%これは、発達障害の子供を持つ夫婦の離婚率です。
アメリカのテレビ番組で紹介されたとする数字です。
発達障害の子供の早期療育に力を入れる行政による正式な調査は、未だありません。
子供が何歳の頃に離婚の申し立てがあったのか、父親と母親のどちらからの申し立てなのか、調停によって親権はどちらに認められたのかといった、基本的なことに関する調査も行われていません。
そのため、80%という数字にどのくらいの信ぴょう性があるのかは、検討の余地がありますが、家庭裁判所の調査官のブログや弁護士のブログを読んだ限りにおいて、この数字が大きく揺らぐことは無さそうです。
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▶︎発達障害3歳児の偏食!食べない理由は?どう対処したら良いのか?
発達障害を受け入れられない夫との心の溝
弁護士のブログによると、子供が発達障害であることを原因とした離婚は、多くのケースで夫から申し立てが行われているようです。
実際に離婚を切り出したのが妻からだった場合も、子供の発達障害への夫の無理解に愛情が冷め、夫婦生活を維持することが困難と感じたことによるようです。
はっきりと目に見える形での身体障害を抱えた子供の場合は、夫婦で一致協力して育児に当たることも少なくないと言われています。
そのことを考え合わせると、発達障害という障害の特徴が見えてきます。
対人関係がうまく築けない発達障害。
対人関係の基礎となる親子関係にすでに破綻が生じていると言っても良いでしょう。
理屈抜きで子供と一体化する母親。
子供と接する機会を積み重ねながら、親子関係を構築していく父親。
子供との基本的な接し方の違いが先鋭化されてしまうのが、子供の発達障害という障害の悲劇かもしれません。
発達障害に理解を深めようと夫婦で努力しても、教育方針が異なって夫婦関係に亀裂が生じることもあります。
子供に託す夢が夫婦で異なるのは、子供に発達障害が無くても見られることでしょう。
そうした意見の相違が離婚という抜き差しならぬ選択につながるところに、発達障害という障害が現在置かれている状況を知ることができます。
親が追い詰められやすいという状況です。
離婚によって大きく子供が傷つくことを考えられない。
考えたとしても止まることができない。そうした状況に置かれる夫婦の実態が明らかにされることが、発達障害の子供を社会で育てるという意識の構築には不可欠でしょう。
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