発達障害3歳までの療育について!療育とは?子供にどんな事をするのか?
こだわりが強い自閉症スペクトラムの子供。
一瞬たりとも目が離せないADHDの子供。
小さいうちから、なんとなく育てにくいと感じていた我が子への違和感が、「発達障害」という形で指摘されることがあります。
発達障害への社会的な関心が高まって、1歳6ヶ月の健診でも、発達障害の疑いがないかどうかがチェックされるようになりました。
発達障害の疑いが持たれた時から、検討が必要になってくるのが、療育です。
育てにくさを感じたら保健センター等に相談
我が子が発達障害の場合、保護者の多くは早い段階で育てにくさを感じているようです。
目が合わない、耳が聞こえているのに呼んでも返事をしない、自分が関心のある事を一方的にまくし立てて周囲の話しかけに応えようとしない、感覚が過敏で寝つきが悪い、始終かんしゃくを起こすといった事から、発達障害に気づかれることが多いようです。
そうした問題を1歳6ヶ月健診で指摘されることもありますが、1歳6ヶ月健診では「様子をみましょう」と言われることも多いようです。
ただし、健診で何らかの異常が指摘されたら、保健センターや保健福祉課などに相談してみましょう。
発達障害に詳しい専門の医師を紹介してくれます。
県立病院や国立病院などには、子どもの発達支援センターを併設しているところがあります。
また、近年では、発達障害専門の個人病院も開設されるようになりました。
場合によっては、3歳児健診まで、特に指摘されることもなく、幼稚園に入園してから他の園児と馴染めず、発達障害の疑いが持たれることもあります。
そのようなケースでは、保育カウンセラーとの連携を強化して、発達障害専門の医師の診察を受け、療育を開始するのが良いでしょう。
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療育とはどのような事をするのか?
療育とは、発達障害の子どもが社会的に自立するために行なわれる医療と保育です。
発達障害の病院では療育を行なっているところが多く、保健センターでも教室が開かれていることもあります。
診察を受けたり相談に行ったりした時に、療育を紹介されることもあります。
療育では、発達障害の子どもの特性を踏まえた支援をして、身辺自立の訓練を行ないます。
発達障害を持つ子どもは、耳から入る情報をキャッチしにくく、目から入る情報はキャッチしやすいという特性があります。
そこで、最近は、絵カードの受け渡しによるコミュニケーション訓練が盛んに行なわれています。
また、発達障害を持つ子どもは、見通しがつかないことに強い不安を覚えます。
そこで、スケジュールを目に見える表にして提示するなどの支援を行ないます。
そうした支援によって、身辺自立やコミュニケーションの発達を促します。
他にも、言葉の訓練や体を動かす訓練、水遊びやリトミックなどによる五感の体験も重視されています。
子どもだけでなく、保護者に対するセミナーも開かれます。
子どもとの関わり方を親が学び、育児への不安が軽減されます。
早期ほど良いとされる療育
発達障害を抱える子どもの中には、生きづらさを抱え続けた結果、二次障害を引き起こす子どももいます。
療育を早期から受ける事で、二次障害を引き起こす危険性は少なくする事ができると期待されています。
行政も、早期療育に力を入れているところが少なくありません。
不安を抱いたら、保健センターや保健福祉課などに相談しましょう。
療育を受けるには、療育手帳は必要とされていません。
誤解されることが多いので、注意してください。
療育を受けようと思ったら、まずは児童発達支援等の受給者証を取得する必要があります。
受給者証を取得すると、療育の費用の補助が受けられます。
保健福祉課の窓口で申請書類は貰えます。
児童発達支援給付費等支給申請を行ないましょう。
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