発達障害は空気が読めない?KYだと障害の可能性あり
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場の雰囲気を理解することは、円滑なコミュニケーションに不可欠な要件です。
言葉にして明示されることがない共通理解が、場の雰囲気です。
あえて言葉にしないことで、その場に居合わせる人たちは、連帯感を強めます。それだけに、空気が読めない言動は、周囲の人に違和感を強く与えます。
空気が読めない人は、相手の神経を逆なでにします。
そのようなことが、無意識に繰り返される場合、背景に発達障害があると、考えられます。
他人の視点が入りにくい
空気が読めないとは、端的に言うと、他人の視点が入りにくいということです。
表現の軸になるのは、あくまで自分の視点。
自分の視点に留まる態度が、いわゆるKYです。
空気が読めない人は、自分以外の人の考えを受け入れるのを、拒否します。
相手の言うことを批判することもあれば、冗談が通じないこともあります。
そして、ひたすら、自分の考えを主張し、自分の要求をし続けます。
相手と言葉を交わしている間、念頭にあるのは、自分の考えを相手に伝えることだけです。
自分が何を考え、何を望んでいるのか。
それ以外の視点が、言葉に加わらない時、その態度は、KYと評されます。
会話は、本来、相手との気持ちのキャッチボールです。
言葉を交わしているように見えながら、実は、自分の気持ちを投げ続け、相手の気持ちを受け止めようとしない態度が、いわゆるKYです。
空気が読めない、KY。
共感が生まれず、会話をしている相手は、自分が無視されている不快感を味わい、感情の交流ができないもどかしさを募らせます。
KYと相手を評す時、そこには、自分の感情をないがしろにされた不快感があります。
空気が読めない人は、その場で非難されなくても、次第に周囲の人から疎まれます。
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無自覚に他人を怒らせるようなら発達障害?
発達障害は、対人関係をうまく築けないことで、自覚されやすい障害です。
ただし、当人には、原因は、理解できません。
対人関係がうまくいっていないという結果だけが、突きつけられる。
それが、発達障害の人の受け止め方です。
発達障害の人は、対人関係が良好でないという結果は、認識します。
相手の怒りという形で、理解を迫られます。
しかし、自分が、なぜ、相手を怒らせたのかは、まったく理解できないのが、特徴です。
そのため、相手を怒らせておきながら、自分が被害者だという受け止め方になることが、少なくないようです。
勝手に怒っている、自分は悪気なしに思ったことを言ったりしたりしているのに、いじめられたという受け止め方をするのが、特徴です。
発達障害の人は、しばしば、うつ病を発症したり、不安障害に罹ったりします。
理不尽な怒りが自分に向けられているというストレスを抱えるためです。
もしも、無自覚に他人を怒らせることが多いようなら、脳の働きに、他の人とは違うところがあるのかもしれません。
自分に向けられる怒りに、理由が見つからないと感じるようなら、発達障害の可能性があります。
生きづらさは、発達障害ゆえに生じている可能性があります。
発達障害と診断されたことで、周囲との行き違いの原因が、自分の性格にあったのではないと知って、安心したと感じる発達障害の人は、少なくありません。
無自覚に他人を怒らせるようなら、病院を受診するのも、事態を打開する一つの方法です。
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