5歳児の癇癪は発達障害の可能性!かんしゃくの対処法は?
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些細なことがきっかけで、泣き叫び、手足をばたつかせるわが子。癇癪です。
癇癪が起こると、家の空気は、一変します。
まるで、地雷を踏んだように感じる保育者は、多いようです。
癇癪は、ある程度、大きくなると、次第に起こさなくなります。落ち着いてくるのを期待して、すでに、小学校入学が目前。
5歳を過ぎても、癇癪をしばしば起こすのは、フツウでしょうか?
発達障害の目安となる5歳
癇癪は、1歳になる前くらいから、目につくようになります。
きっかけとして多いのは、欲求不満、疲労、空腹。
自分の気持ちに適した状態が作られていないと、癇癪は起こります。
小さな子供は、自分の気持ちをうまく言葉で伝えられません。
自分の要求を、受け入れられやすい言葉で伝える術が、身についていません。
そのために、引き起こされるのが、癇癪です。
癇癪のピークは、2歳くらいから4歳くらいまで。
言葉が発達し、自分の気持ちを伝える術が発達してくる5歳児は、次第に癇癪を起こす回数が、減ってくるのが、普通です。
5歳を過ぎても、癇癪を頻繁に起こし、癇癪が続く時間が長いようなら、小児期を通じて、癇癪が続く可能性があるとされています。
発達障害の可能性が出てくるためです。
発達障害を疑う目安は、年齢にして5歳。5歳を過ぎても、1日に何回も癇癪を起こすようなら、発達障害のサインかもしれません。
また、いったん癇癪を起こすと、癇癪が15分以上続く場合も、注意が必要です。
叫び声が止まない、地団駄を踏むなどの状態が、15分以上継続するようなら、発達障害の疑いがあります。
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効果があるとされるタイムアウト法とは?
癇癪を起こした子供は、時に危険な行為に走ります。
車を運転している親の腕を叩いたり、いきなり道に飛び出したり。自分や他人を危険にさらす行為も、しばしば混じります。
危険行為は、黙認しないことが大切です。
また、癇癪を起こしている時、本人も辛いのです。
どうすれば癇癪を止められるか分からず、誰かに早く止めてもらいたいと思っています。
子供が癇癪を起こした時、自分を落ち着かせることのできる、安全な状況を、比較的短時間で作る方法が、タイムアウト法です。
タイムアウト法は、自分のしていることが間違っていると気づいている場合や、保育者の注目を得られないと罰を受けていると感じる子供の場合、最適な対処法とされています。
まず、癇癪を起こした場所から離れさせます。
椅子に座らせます。
時間は、年齢×1分で、最長5分間です。
途中で立ち上がったら、最初からやり直します。
座らせている間、子供に話しかけたり、目を合わせたりしないのが、コツ。
立っても良い時間になったら、保育者は、タイムアウト法で叱られた理由を静かに尋ねます。
正しい理由が思い出せない子供には、その場で教えて思い出させます。
タイムアウト法は、この方法で叱られることが分かっているのに、いけないことをした子供にも使える対処法です。
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