発達障害の乳幼児・子供・大人それぞれに特徴はあるのか?
発達障害は年齢によって症状の現れ方が異なります。
特徴的な症状は3歳くらいに現れるとされていますが、知的な遅れが見られないと発達障害であることが見過ごされてしまうことも少なくありません。
後日発達障害と診断された子供たちには、赤ちゃんの時に4つのサインが現れているとされています。
発達障害と後日診断された子供に共通する赤ちゃんの時の4つのサイン
1.あやしても嬉しそうにしないし、おっぱいを飲んでいる時に目を合わせようとしない
2.抱っこを嫌がり、母親が抱っこしても体を仰け反らせて大声で泣いたりする
3.一人にしていても泣かない
4.後追いをしない
発達障害と後日診断された子供たちに共通する症状です。
こうした症状に気づいたら、まずはかかりつけの小児科医に相談してみると良いでしょう。
1歳半検診で発達障害の疑いがあるとされた場合には療育指導が受けられます。
1歳半検診には引っかからず、3歳児検診で発達障害の疑いがあるとされる場合もあります。
どちらの検診にも引っかからずにいて青年期以降に、対人関係の不器用さから発達障害が明らかになる場合もあります。
親が最も頭を悩ませるのは、知的な遅れが見られない発達障害です。
検診には引っかからないけれども、なんだか育てにくい。
他の子にできることが我が子はできないという不安が苛立ちに変化した時、親が子供を虐待してしまうようになります。
虐待は親子ともに傷つく行為です。
脳の障害で生じる発達障害を正しく理解して、サインを見つけたら早めに専門家の意見を求めましょう。
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発達障害の子供はお友達と馴染めない!大人となら遊べる理由は?
発達障害の子供は、同じくらいの年齢の子供と、お友達になれないのが、特徴です。
お友達になって遊ぶには、互いに我慢したり、ルールを守ったりする必要があります。
相手の気持ちを考えないと、嫌われてしまいます。
発達障害の子供は、相手の気持ちを考えるのが苦手なのが特徴です。
自分のしたい事だけを押し付ける傾向があります。
そのため、友達から遊びに誘われません。
大人が相手をする時は、子供に合わせるため、発達障害の子供は、大人となら遊べるのが特徴です。
失敗経験を重ねると二次障害が心配!早期に療育を受けさせよう
発達障害の子供は、集団生活を送るようになると、失敗が増えます。
対人関係を構築できないためです。
失敗が繰り返されると、自尊心が失われ、やる気がなくなってきます。
その結果、不登校や引きこもりになる事があります。
うつ病や不安障害を発症する子供もいます。
そのような二次障害を防ぐには、発達障害に気づいたら、早期に療育を受けさせる事が大切です。
療育訓練を受けるには、療育手帳は必要ありません。
児童発達支援等の受給者証を取得する必要があります。
市役所の保健福祉課などの窓口で申請書が貰えます。
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