広汎性発達障害5・6歳の特徴について!
小学校入学は大きな節目です。
保護者は入学後に我が子が困らないように
次第に身の周りのことを自分でさせるようになります。
就学前後の広汎性発達障害の特徴
身の周りのことを任される割合が増えるにつれて、
忘れ物やなくし物が多くなる子供がいます。
それだけで発達障害を疑うのはむろん早計です。
忘れ物トレーチングをしてあげることが大切です。
気の散りやすさや
ケアレスミスもまだまだ多い年齢なので、
不注意症状だけで
広汎性発達障害と判断するのは困難です。
就学前後の年頃で気になるのは対人関係の問題です。
もっと幼い頃には同年代の子供と一緒にいる時には
親か幼稚園や保育園の先生といった
大人の目があることが多いと言えます。
時には大人がコーディネートした相手と過ごします。
困ったことがあれば、
すぐに大人が対応してくれますし、
そもそも困らないように援助してもらえます。
しかし、
5~6歳になると、
大人の目が必ずしも届いている場合ばかりとは言えません。
友達との関わり方もより流動的で幅広くなります。
大人が介入しない時間を友達と過ごすことが増えるのが5~6歳です。
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ちょかい行動について
そうした状況でどのように友達と
関わったら良いのかが分からず、
トラブルになることもあります。
定型発達の子供では、
他の子との距離を縮めて親近感を持たせる
「ちょっかい行動」は2~4歳で現れますが、
広汎性発達障害児では
「ちょっかい行動」が出るのはかなり遅れます。
また、
「ちょっかい行動」が出ても、
後に遊びの提案が続きません。
ちょっかいを出された子は、
後に遊びの提案が無いとからかわれたと誤解しますので、
トラブルになりがちです。
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