自己愛性人格障害の特徴!女性と男性の外見について
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自分は特別な存在でなければならないと思い込む人格障害。
自己愛性パーソナリティー障害は、ありのままの自分を愛することができず、自分は偉大で優越的で素晴らしい存在でなければならないと思い込む人格障害です。
自己愛性パーソナリティー障害の人と接する時には
自己愛性パーソナリティー障害の人は、裏付けとなるものが何もないのに、他人から一目置かれる存在であることに非常にこだわります。
一目置かれるために話のつじつまを合わせようと平気で嘘をつきます。
ただし、本人には嘘をついているという意識はありません。
そのため、自己愛性パーソナリティー障害の人と接して日が浅いうちは、相手の異常さに気づかないこともあります。
付き合いが長くなってくると、不自然な言動が多いことに気づくようになります。
自己愛性パーソナリティー障害の人は、第一印象がとても魅力的で、好感を持たれることも少なくありません。
よくしゃべり、愛想が良く、積極的に近づいてきます。
有名人と親しい関係であると吹聴することも少なくありません。
しかし自慢話が多いことに聞き手は次第に違和感を募らせるようになります。
自己愛性パーソナリティー障害の人の内面にあるのは、脆弱で揺らぎやすい自尊心です。
脆弱な自尊心は、専ら他者から肯定的に評価されることによってのみ維持されます。
そのため、常に世間の評価に影響されやすい状態に置かれています。
自己愛性パーソナリティー障害の人が求めるのは、自分への賞賛です。
自分が中心でないと満足できません。
過剰な賞賛や特別扱いを求めます。
自分を高めるという目的のために、相手を平気で利用します。
相手から少しでも否定されると、激しく混乱し、否定した相手を徹底的に攻撃し、排除しようとします。
自己愛性パーソナリティー障害の人は、関わった他人の人生を無意識に狂わせることもあります。
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自己愛性パーソナリティー障害は人口の1%
自己愛性パーソナリティー障害の人は、人口の1%未満存在するとされています。
女性よりも男性に多く見られると言われています。自己愛性パーソナリティー障害の原因としては、幼少期の偏った養育環境があげられています。
親が過保護だったり虐待していたりして、安定した愛情が注がれていなかった結果、自己像をしっかりと作り上げられず、精神バランスが崩れて自己愛性パーソナリティー障害を発症すると言われています。
自己愛性パーソナリティー障害の人と接する時には、距離を保つようにすることが必要でしょう。
早い段階で自己愛性パーソナリティー障害かどうかを見極めようとするあまり、見た目で判断しようとする動きもありますが、外見で分かるというようなものではありません。
ただし、自尊心の脆弱さは話に空疎な印象を与えるでしょう。
自分の輝かしい成功や自分の魅力といったことばかりが語られる話から空疎な印象を受けたら、自己愛性パーソナリティー障害を疑う余地があると言えます。
▶︎自己愛性人格障害の特徴!治療方法や恋愛観!末路や弱点について
自己愛性人格障害の治療とは?
自己愛性人格障害の治療では、精神療法と薬物療法が使われます。
しかし、薬物療法は肥大化した自己を受け止めるときに起きる抑うつ症状や睡眠障害を抑えるために行われるため、精神療法が主になるでしょう。
つまり、薬を飲んだだけであっさり治るようなものではないということです。
精神療法では治療者と患者が面接し、患者の内面にある問題点を探ります。
いわゆるカウンセリングです。
また、支持的精神療法といって相手を支持することで患者の気持ちを落ち着け、精神的な自立を促す手法も使われます。
自己愛性人格障害は否定されることを嫌うため、この療法はとても大切になりますが、治療者が未熟な場合自己愛性人格障害が悪化することもあります。
▶︎境界性人格障害の人(家族・職場・友人・彼女等)とはどう接したら良い?
自己愛性人格障害とのかかわり方
自己愛性人格障害の治療で大きな役割を担うのが家族です。
それと同時に自己愛性人格障害の被害にあいやすいのも家族です。
特に配偶者の場合はモラルハラスメントによって、ひどく人格を傷つけられてしまうこともあります。
そのため、ものによっては「自己愛性人格性障害との最もよいかかわり方はかかわらないこと」といわれることもあります。
もちろん、それもある種の選択のひとつです。モラルハラスメントを我慢する必要はありませんし、愛情だけで治療できる病気ではありません。
ただ、自己愛性人格障害の治療を行う際には、周囲のサポートがある方が上手くいくことが多いです。
自己愛性人格障害と付き合うときは、ルールを決めておくといいでしょう。
限界のラインを決めておき、「ここまでは付き合う。ここから先なら相手をしない」というルールをお互いに明確にしておきます。
これをなし崩しにしてしまうと、お互いのためによくありませんから、治療のためと思って毅然とした態度で臨むようにしましょう。
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