サヴァン症候群とは?診断や原因について!

サヴァン症候群。最初に報告されたのは1887年。

 

イギリスの医師ジョン・ランドン・ダウンが

驚異的な記憶力を持つ男性を

「idiot savant」(賢い白痴【仏語】)と紹介しました。

 

その男性は、

膨大な量の書籍を1回読んだだけですべて記憶し、

さらにそれをすべて逆から読み上げるという能力を持つ一方、

「他の学習能力は通常である」と記載される状態だったと言います。

 

後に「idiot」が差別的な意味を持つとして

「サヴァン症候群」と改められました。

 

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サヴァン症候群だと思われた有名人

映画「レインマン」のモデルとなったキム・ピークや

画家の山下清などがサヴァン症候群であったのではないかと言われています。

 

キム・ピークは、9000冊以上もの本の内容を暗記しており、

生年月日を聞くとそれが何曜日であるかを直ぐに答えることができました。

 

ただしキム・ピークは脳に障害を持っていました。

 

rainman

http://e-tsurezure.blog.so-net.ne.jp/2011-05-08-3より引用

 

山下清は、

日本各地を放浪し、

旅先で見た風景を忠実に貼り絵で描くことに秀でていました。

 

ただし山下清は、

知的障害児施設八幡学園に入っていました。

 

サヴァン症候群の多くは、

異常なほどの記憶力、

再現力を示す一方、

人とコミュニケーションをとることが苦手であったり、

通常の学習能力に関しては先天的な障害を持っていたりします。

 

サヴァン症候群は、

自閉症患者の10人に1人

脳損傷患者あるいは

知的障害者の2000人に1人の割合で見られると言われています。

 

サヴァン症候群と判明した患者のうち、

少なくとも半数は自閉症で、

残りの半数にも他の発達障害が見られるとされています。

 

コミュニケーション障害、

自閉性障害のある人のすべてが特定の分野に限って

卓越した能力を示すというわけではありません。

 

またサヴァン症候群が示す驚異的な能力は限局的であり、

たとえば航空写真なら1度見ただけで

細部にわたるまで描き起こすことができても風景ではできないというように、

対象物が変わると全くできなくなってしまうことが多いとされます。

 

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サヴァン症候群の原因について

サヴァン症候群の原因については諸説あります。

現在最も有力なのは、

大脳の左半球損傷説です。

 

近年の脳の画像診断法の進歩は、

大脳の左半球損傷説を裏付けています。

 

最近では、

一部の認知症患者にサヴァン症候群に似た兆候が

突然出現するとも報告されています。

 

機能しなくなった部位の代わりにそれまでは

使われていなかった脳が使われるようになったことが、

特殊な能力の開花を促しているのではないかとも考えられています。

 

ある研究者は、

サヴァン症候群を「知的障害者の海に点在する天才の島」と呼びました。

 

サヴァン症候群は人間の脳に未開の沃野が広がる可能性を示すものでしょう。

脳への関心から研究が進められているサヴァン症候群。

 

今後はサヴァン症候群の患者が

より良い人生を送るためという視点からも

研究が進むことが望まれます。

 

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