アスペルガー症候群が遺伝する確率は?父親と母親の影響は関係するのか?
アスペルガー症候群とはハンス・アスペルガーという小児科医の名前に因んで付けられた診断名です。
同じ意味で高機能自閉症ともいわれます。
アスペルガー症候群と自閉症はひとつながりで、境目の区別はつきにくく、その他にも色々な発達障害があることから、広汎性発達障害の一つと分類されます。
アスペルガー症候群と両親の影響について
アスペルガー症候群は、産まれた後の親の育て方などの後天的なものではなく、産まれつき身に備わった先天的な脳の障害です。
この障害は遺伝的な影響が強いとされており、家系の中にアスペルガー症候群の方が居れば遺伝として引き継がれる確率が高いといえます。
父親か母親のどちらかがアスペルガー症候群であればその影響は受けやすいといえるでしょう。
その特徴は、まず自己中心的でとてもマイペースな行動というのが挙げられます。
他には、
・集中力がない又は、自分の興味のあるものに対しては集中し、固執する
・不器用で、注意力が欠如している
・比喩表現ができない又は、意味を読み取れない
・思ったことを直接に言ったり、表現する
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などがあります。
では、一体どんな治療をして治すのかが気になると思います。
しかしながら、この障害は完治出来るものではないことを理解してください。
両親が揃ってこの障害をきちんと理解しなければいけません。
アスペルガー症候群を理解しない、されない環境では子供の育ち方に大きな差がうまれます。
理解ある両親、学校や幼稚園、保育園、療育センターなどを通じて育てれば、立派に独り立ちできるようになりますが、そうでなければただの変わり者というレッテルを張られ、引きこもりがちになり、いつまでも親離れできない大人になります。
そして、うつや不眠症などが現れ始めると、精神科での薬物療法を取り入れなければならない結果になります。
確かに、人一倍努力して他人とのコミュニケーションをとる練習はしなければなりませんが、その他は、なんら普通の人と変わらないのです。恥じることなく、伸び伸びと成長させるべきだと思います。
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