アスペルガー症候群診断!脳波や遺伝での確率は?
知的な問題は無いのに
対人関係をうまく築くことができないで
生活に困難を抱えて精神科を受診すると、
まずは問診で次のようなことが尋ねられます。
アスペルガー症候群の診断を受ける際には
現在どのようなことに困っているのか?
いつ頃から困るようになったか?
きっかけとして思いつくのはどういうことか?
最近起こった変化はあるか?
これまでどのような仕事をしてきたか?
勤務状態はどうだったか?
家庭環境はどのようなものか?
対人関係や自分の性格についてどのようにとらえているか?
生育歴はどのようなものか?
出生時の状況はどうだったか?
持病や日常服用している薬は?
以前どのような病気に罹ったか?
こうしたことを初診時には尋ねられます。
生育歴はことに重要です。
自分の成長過程を知っている
親か兄弟に付き添いを頼むのが好ましいと言えます。
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WAIS-IIIでの検査について
アスペルガー症候群の診断では
知能検査も合わせて行うことがあります。
よく用いられるのが
ウェクスラー式知能検査です。
16歳以上についてはWAIS-IIIが用いられます。
その人の行動特性や認知特性、
心理的問題、
実生活の困難さを把握できる検査です。
また発達障害と合併しやすい
てんかんの有無を調べるために
脳波検査が行われることもあります。
アスペルガー症候群の支援の取り組みは、
アスペルガー症候群を
先天的な脳の機能障害ととらえる立場に
基づいて現在のところ為されています。
しかし脳のどこに機能障害が
発生しているのかについては諸説あります。
また、
遺伝が関係しているとの報告もありますが、
詳細はまだ不明です。
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