発達障害と行動障害の関係性について

発達障害の子供や大人には

さまざまな行動面の問題が生じることがあります。

 

発達障害に見られる行動上の多彩な問題を

「行動障害」と呼びます。

 

行動障害は、

定型発達の子供や大人には現れにくい行動、

すなわち、

社会に適応しがたい、

あるいは、

本人の安全や身体的な健康にとって

好ましくない行動のことです。

 

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発達障害と行動障害の関係

 

行動障害は、

発達障害の子供や大人に見られますが、

全てが発達障害に内因する

症状ではないと考えられています。

 

むしろ、

行動障害の多くは、

発達障害の子供や大人と定型発達の子供や

大人との関係に生じた歪みが

元となって引き起こされるものと言うことができます。

 

発達障害者と定型発達者の

関係障害の悪循環が重症で

多彩な行動障害を生み出しているとの指摘もあります。

 

勉強する女の子

 

行動障害には、

Down症候群の青年期に見られる退行現象のように

発達障害に内因する症状もあります。

 

Down症候群では、青年期にはさまざまな精神機能の低下や

情緒不安定などの退行現象が見られます。

 

これは発達障害に内因する症状です。

 

しかし行動障害には、

発達障害に内因する症状以外のものが少なくありません。

 

重度の知的障害が認められる子供や大人の場合には、

行動障害とみなされる行動が

本人に快い刺激をもたらすものであるため、

繰り返されることもあります。

 

また意思表現の手段として

行動障害が現れることもあります。

普段は放置されており、

行動障害が見られる時にだけ周囲の者が

関心を払うというような状況だと、

相手の気をひこうとして行動障害が現れることがあります。

 

行動障害は、

習癖の異常、

生活習慣の異常、

日常行動の異常、

病的な習慣ないし行動の4つに分類されます。

 

習癖の異常には、

爪噛み、異味症、

弄便などがあげられます。

 

生活習慣の異常には、

睡眠障害や嘔吐などがあげられます。

 

日常行動の異常には、

かんしゃく、攻撃行動、遠出、

盗癖などがあげられます。

 

病的な習慣ないし行動としては、

常同行動、自傷行動、

強迫行動などがあげられます。

 

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行動障害が併発しやすいのは自閉症

 

これらの行動障害は、

乳幼児期から成人期まで、

現れ方を変えながら見られます。

 

殊に深刻な行動障害が併発しやすいのが自閉症の子供です。

 

自閉症の子供は、

幼児期には落ち着きのなさや多動が目立ち、

成長とともにこだわりが強くなり、

思春期には自傷、他害、

攻撃行動がエスカレートすることが多いと言われています。

 

行動障害が重度になると、

家庭や学校、

施設等での日常生活に

支障をきたすことが多くなります。

 

発達障害の子供が円滑に日常生活を送れるようにするには、

行動障害が発症する仕組みを解明することが必要です。

 

発達障害と行動障害は具体的にはどう関係しているのか。

 

発達障害に内因するとは言えない症状は、

発達障害の子供や大人と

定型発達者とのどのような軋轢から生じているのか。

 

今後の研究が深まることが期待されます。

 

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